街乗りメインだけど自転車のロードサービスに入ってみた
クロスバイク(Escape RX3)に12年乗っている筆者ですが、自転車のロードサービスというものに、つい先日加入しました。
CycleCallというサービスです。
少し前までは、自分には無関係だと思っていました。
ロードサービスというと、休日に何十キロも走るロングライド勢のための備え、というイメージがあったからです。
街乗り中心で、走っても近所をうろうろしている程度の自分が入るものではないな、と。
その考えが変わったという話です。
スポンサーリンク

トラブルは、決まって「いつもと違う日」に起きる
きっかけは、乗り始めた頃のことを思い出したからでした。
クロスバイクを買った当初、筆者はちょっとした遠出にハマっていた時期がありました。
休日になると、片道30キロや40キロのコースを引いて、隣の街まで走っていく。
それが楽しくて仕方なかった。
今思うと、あの頃にもしパンクしていたら、と考えるとぞっとします。
当時は予備チューブも携帯ポンプも持っていませんでした。工具の使い方も知らない。
40キロ先の慣れない土地で、自転車が動かなくなったら、どうしていたのか。
近くに自転車屋があればいい。でも、そんなものは運です。
土地勘のない場所で、都合よく開いている店が見つかる保証はどこにもありません。
自転車を押して、延々と歩いて帰る。
あるいは、駅を探して輪行袋もないまま途方に暮れる。
想像しただけで足が重くなります。
幸い、あの頃の筆者は運が良かっただけでした。
保険とは、役割が違う
トラブルというのは、決まって普段と違うときに起きます。
休日で時間があって、天気もいいから、ちょっと遠くまで走ってくるか。
そういう、いつもの範囲を外れた日に限って、パンクしたり、変速がおかしくなったり、スポークが折れたりする。世の中そういうものです。
近所を流しているだけなら押して帰れる距離でも、遠出の日はそうはいきません。
そう考えたときに、ロードサービスへの見方が変わりました。
自転車保険には入っていました。
でもあれは、事故を起こしてしまったときの賠償に備えるものです。
人にぶつかってケガをさせた、物を壊した。そういう「加害」への備え。
対してロードサービスは、自分が動けなくなったときに、駆けつけて運んでくれるもの。
守る対象がまったく違います。
保険に入っているからロードサービスは要らない、という話ではなかった。
むしろ二つは別の穴を塞ぐもので、両方あって初めて備えが揃う。
そのことに、遅ればせながら気づいたわけです。
街乗り勢こそ、手ぶらで走っている
もうひとつ思ったのは、装備の話です。
休日に本気でロングライドをする人は、たいてい携帯ポンプも予備チューブもタイヤレバーも持っています。
輪行袋を積んでいる人も多い。
つまり、いざとなれば自分で直すか、電車で帰れる。装備と技術がある人ほど、自力でなんとかできてしまう。
街乗りメインの人間は、基本手ぶらです。工具も積んでいない。
会社帰りやちょっとした買い物の延長で乗っているから、そもそも「トラブルに備える」という発想が薄い。
なんせ生活の足として気軽に自転車に乗っているlightユーザーなのでね。
以前、パンク修理(正しくはタイヤ交換ですが)を自分でやってみた話を書きました。
あのとき、自分で直せる範囲と店に任せる範囲の線引きを整理したのですが、そこで最後に触れた「第三の選択肢」が、まさにこのロードサービスでした。
手ぶらで出先でどうにもならなくなったときの、最後の受け皿です。
https://rhythmtubes.jp/2026/07/14/puncture-repair/
入ってはみたが、まだ使っていない
というわけで加入したのですが、まだ一度も使っていません。
外出先でトラブって走れなくなった、という場面に、幸いまだ出くわしていない。
使わずに済んでいるなら、それが一番いいわけで、そこは何も問題ありません。
お守りとは、そういうものだと思います。
料金や補償の範囲、搬送してくれる距離の上限といった細かい条件は、加入前に一度きちんと確認しておくのをおすすめします。
この手のサービスは内容が更新されることもあるので、申し込む前に公式で最新の情報を見ておくと安心です。
それでも、気兼ねなく遠出できるようになった
使っていないのに、入って良かったと感じています。
理由は単純で、遠出のハードルが下がったからです。あの頃のように、また長距離ライドに挑戦してみようか。
そう思ったときに、以前なら頭の隅にあった「もし途中で動けなくなったら」という不安が、ずいぶん軽くなった。
何かあっても、最悪なんとかなる。その安心が、行動の自由をひとつ増やしてくれました。
自転車のいいところは、その日の気分で知らない道へ入っていける身軽さです。
その身軽さを、トラブルの不安で削りたくない。
備えがあるだけで、走れる範囲そのものが広がる。
街乗り中心の生活でも、たまには遠くまで走りたくなる日はある。
とはいえ手ぶらで走るのも不用心すぎるので、最低限の装備は積んでいこうとは思ってる。
スポンサーリンク


