クロスバイク(GIANT Escape RX3)に12年乗っています。特に最近はほぼ毎日、生活の足として。

買う前は、他のモデルと変速の段数やフレームの重さを比べていました。

でも12年経ってみると、あのとき気にしていた数字が、自分の生活ではほとんど問題になってなかったというか、そこまでこだわるような事でなかったかなーと感じます。。

代わりに、買う前には想像もしていなかった発見が多くあり、自転車の醍醐味に触れる事になりました。

この記事では12年かけて筆者が味わった気付きを、5つ紹介します。

クロスバイクを買おうか迷っている人にも、買ったばかりで戸惑っている人にも、たぶん役に立つ話です。

意外とカスタムできる

まず伝えたいのは、クロスバイクは買って終わりじゃないということ。
むしろ買ってから自分の好みや生活スタイルに合わせていくために様々なカスタムを。

ボトルケージ

筆者が最初に付けたのはボトルケージでした。サイクルボトルも買い、走りながら水分を取れるようになった。

後にトピークのホルダーに切り替えて、水筒やペットボトルに対応。ライド中ではなく、目的地での水分補給がメインになったため。

リアキャリア

トピークのリアキャリア。これが生活を変えました。

同時にキャリアに取り付けるバッグも買ったことで、大きなカバンを背負う必要がなくなった。一般的には、バックパックが良いのか、メッセンジャーバッグが良いのかと悩むところですが、そもそもキャリアが充実していれば良いよねって事でこのスタイルに。
ノートパソコンなど精密機器も運ぶ場合はリュックを使ったりしてます。

バーエンドバー

ハンドルの端に付ける、握る場所を増やすパーツです。

より前傾で走れるようになり、そのうえ握る場所を切り替えられる。
同じ姿勢で固まらずに済むので、少し長めに乗っても疲れにくくなりました。

筆者はグリップとブレーキの間に配置しています。

タイヤ

タイヤも替えました。パナレーサーのブレイクスルーというタイヤに変えたら、ぐんぐん前に進む。

しかも路面の段差の衝撃までやわらいだ。

同じ自転車とは思えないほど乗り味が変わって驚きました。

カスタムの面白い所は、1か所替えるごとに、乗り味や使い勝手がちゃんと変わることです。

購入した状態で乗り続けるだけでなく、1つづつカスタムして、そのたびに起こるちょっとした変化を味わうのも楽しい。

この試行錯誤が、愛着にもなっていきます。

全部、慣れる

買った直後に戸惑うことは、いくつもあります。でも先に結論を言うと、そのほとんどは慣れます。

前傾姿勢。最初はママチャリとの違いに戸惑いますが、慣れる。

小さくて薄いサドル。最初はお尻が痛くて閉口しますが、慣れる。

巡航速度。気づくとママチャリでは出せなかった速さで流している。最初は恐ろしいですが、慣れる。

長時間乗ること。最初は数十分でしんどかったのが気づけば、慣れる。

多段ギア。何速をいつ切り替えるのか、どう使い分けるのか、体が覚えて、慣れる。

買う前にネットで「クロスバイクは前傾がきつい」「サドルが硬くて痛い」と読んで身構える人は多いと思います。

筆者もそうでした。でも、そのほとんどは最初の数週間だけの話です。
体のほうが自転車に寄っていく。

12年乗った今、あのときの戸惑いを思い出すのが難しいくらいです。

ガソリン代が、ジワジワ浮く

これは田舎に住んでいる人ほど実感すると思います。

車社会の土地では、出勤も、ちょっとした買い物も、なんとなく車を出すのが当たり前になります。

コンビニまで車、というのが普通の感覚です。

ところがクロスバイクに乗る習慣がつくと、その「なんとなくの車移動」に、もう一つ選択肢が生まれます。

この距離ならチャリでいいか、と。そうやって短い移動がチャリに置き換わっていくと、自然と車に乗る回数が減っていく。

すると、ガソリン代がジワジワ削れます。

筆者の場合、以前は毎週3〜4000円ほど給油していたのが、目に見えて減りました。

もちろん家族での移動や、大きい荷物を運ぶときは車の出番です。
そこは車、そこはチャリ、と使い分けるようになる。

家計のうえでも、クロスバイクは静かに働いてくれています。

とんでもなく、汗をかく

これは覚悟しておいてください。クロスバイクは、とんでもなく汗をかきます。

筆者が割と一生懸命こいでしまう性分なのもあるでしょう。
でも、思っている以上に発汗します。
夏場はもちろん、季節を問わず、しっかり運動になっている証拠でもあります。

なので、誰かと会う日は工夫が要ります。

筆者は目的地の近くの銭湯に寄って、汗を流してから着替えて向かうことすらあります。
さすがに毎回そこまではしませんが、少なくとも誰かと会う予定があるなら、着替えの下着とタオルは持っておいたほうがいい。

汗をかくのは、裏を返せばそれだけ体を動かせているということでもあります。
ジムに通わなくても、移動そのものが運動になる。

汗の始末さえ段取りしておけば、これはむしろ得している部分です。

何より、停める場所に困る

最後は、いちばん頭を悩ませてきたことです。

停める場所、そして盗難。

ママチャリのときは、邪魔にならなければルールの範囲でどこにでも停められました。

盗まれても、まあ仕方ないかと思える値段でもあった。

でもクロスバイクは、安全に停められる場所がないと、置いてくること自体が怖い。

筆者が絶対条件にしているのは、地球ロックができること。柱やフェンスなど、動かせないものに車体を固定しておかないと安心できません。地面に固定されていないものに繋いでも、車体ごと持ち去られたら終わりだからです。

もう一つ、停める位置にも気を配ります。自転車が多い駐輪場では、あえて中腹か、いちばん奥のほうに停める。人目にはつきにくくなりますが、それでいい。目立つ手前より、埋もれる奥のほうが狙われにくい。自転車を隠すなら、自転車の中。もちろん鍵は複数使います。1つ壊すより2つ壊すほうが、盗む側にとっては面倒だからです。

このあたりの盗難対策は、筆者が実際に二回盗まれてから身についたものです。その顛末は別に書いているので、盗難が心配な人はそちらも読んでみてください。

https://rhythmtubes.jp/2026/07/07/key-lock/

それでも、12年乗っている

汗をかくし、停める場所には気を遣うし、最初はサドルも痛い。並べてみると、面倒くさい乗り物に見えるかもしれません。

でも筆者は、12年乗り続けています。

カスタムで少しずつ育てる楽しさがあって、体が慣れて自分の一部みたいになって、車に乗らない分だけ財布も体も軽くなる。面倒を差し引いても、余りある。だからいまも、玄関には12年もののEscapeが立っています。

買う前の数字比べも悪くはありません。でも、本当に自転車が生活を変えるのは、買ってから始まる12年のほうです。迷っているなら、まず1台。あとのことは、乗りながら分かってきます。

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